米Adobe Systemsは1月23日、3D設計文書の共有を容易にする新しいデスクトップソフト「Adobe Acrobat 3D」をリリースした。
このソフトのユーザーは、CADソフトを持っていなくても、主要CADフォーマットを簡単に3Dモデルに変換し、それをPDFファイルに埋め込むことができる。また、3DモデルをMicrosoft Word、Excel、PowerPointに挿入することも可能だ。
これにより、CADビュワーやCADソフトがなくても、プロジェクトメンバー間で簡単に3D CADデータをPDF文書の形で共有できる。Adobe Reader 7.0のレビュー機能を使えば、チームメンバーが共同でPDFファイルをレビューして、コメントを付けたりすることができる。
さらに、3Dオブジェクトの断面図や、組み立て・分解手順などのアニメーションを加え、インタラクティブなPDF文書を作ることも可能だ。
Acrobat 3Dは英語版、フランス語版、ドイツ語版が提供されており、日本語版は2月にリリースの見込み。推定小売価格は995ドル。Acrobat 7.0 ProfessionalとAcrobat 6.0 Professionalの登録ユーザーは、それぞれ推定価格545ドル、699ドルでAcrobat 3Dにアップグレードできる。対応OSはWindows 2000、XP、XP Tablet PC Edition、IBM AIX 5.2、HP-UX 11.0、SGI IRIX 6.5、Sun Solaris 2.8。
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