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Microsoft、欧州連合批判の反論書提出

» 2006年02月16日 07時47分 公開
[ITmedia]

 Microsoftが欧州連合(EU)の是正命令を完全遵守していないとして罰金警告を受けた問題で、2月15日、欧州委員会を批判する内容の反論書を提出した。

 この問題では欧州委員会が12月、Microsoftに対して1日当たり最大で200万ユーロの罰金を科す可能性があると警告。これを受けてMicrosoftは1月に、警告されたすべての問題に対処するため、Windows Serverの一部ソースコードをライセンスすると発表していた。

 今回提出した75ページの反論書の中でMicrosoftは、2004年の裁定で命じられた技術文書要件を完全遵守してきたが、欧州委員会はMicrosoft非難を急ぐあまり、重要な証拠を無視してきたと批判。「欧州委員会は12月21日に警告を発した段階で、Microsoftが12月15日に提出した最新文書に目を通すことさえしていなかった」と述べている。

 さらに、独立系の専門家による報告書も併せて提出。これは英国とドイツのソフトシステム工学教授5人がMicrosoftの技術文書を調べて執筆したもので、「(Microsoftは)完全かつ正確な情報を提供したと確信している」と結論付けている。

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