ITmedia NEWS >

「一般への普及難しい」──「Boot Camp」にNEC指摘

» 2006年04月11日 19時31分 公開
[ITmedia]

 MacintoshでWindows XPを起動できるようにする「Boot Camp」を米Apple Computerが公開したことに対し、国内PCメーカー最大手のNECの担当者は4月11日、「現状ではサポートがなく、一般への普及は難しいのでは」という見方を示した。

 Boot Campは、Appleが5日にβ版を公開したツール。Intelプロセッサを搭載したMacに導入すると、Windows XPを起動して使えるようになる(関連記事参照)。Macへの「スイッチ」(乗り換え)を加速する可能性があることから、一部では既存のWindows系PCメーカーの脅威になるとの指摘もある。

 NECパーソナルプロダクツの西田久能マーケティング本部長は、Boot Campについて「現状ではWindows XPへのサポートがない。一般コンシューマーを対象にする場合、サポートがないと普及は難しいのでは」と話した。仮に何らかの形でサポートが行われたとしても「競合が1社増えるということ」とし、Appleを特別視はしないとの姿勢だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.