アエリアのデータセンターから、子会社のゲームポットが運営するオンラインゲームのユーザーデータを含むHDDが紛失した問題で、アエリアは6月9日、長嶋貴之会長ら経営陣3人を減給とする社内処分を発表した。
処分は、長嶋会長と小林祐介社長がそれぞれ月額報酬30%カット(2カ月)、須田仁之取締役が同10%カット(2カ月)。
同社は5月29日に、ゲームポットが同社に管理委託していたサーバからHDD30台が紛失し、オンラインゲーム「君主」のユーザーデータなど最大6万4207人文の個人情報が流出した可能性があると発表(関連記事参照)。経営陣の処分で責任を明確化する。
紛失は盗難の可能性があるとし、ゲームポットと共同調査を続ける一方、警察の捜査に協力しているという。また再発防止策としてセキュリティ研修を実施し、サーバ管理や監査の強化も進めているとしている。
ゲームポットがユーザーに行うお詫び関連の費用はアエリアが負担する予定だが、「今期業績へ重要な影響を及ぼす予定はない」としている。
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