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孫社長「大人のソフトバンク」宣言 1Q黒字転換

» 2006年08月08日 20時51分 公開
[ITmedia]
画像 「朝から晩まで携帯電話のことばかり考えている」と孫社長

ソフトバンクの株価チャートソフトバンクの株価チャート(1年:縦軸の単位は円)

 ソフトバンクが8月8日に発表した2006年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、純利益が14億円となり、前年同期の111億円の損失から黒字に転換した。新たに連結に加わったボーダフォンが売上高・利益を押し上げたほか、ADSL事業や固定通信事業の採算が改善した。

 孫正義社長は決算説明会で「大人のソフトバンクになった。もう無茶するつもりはない」と語り、今後も利益を確保しながら新事業に投資していく姿勢を示した。

 売上高は前年同期比91.1%増の4942億円、営業利益は543億円(前年同期は31億円の損失)、経常利益は259億円(同130億円の損失)だった。

 5月から連結に加わったボーダフォンが、売上高を2315億円、営業利益を272億円引き上げた。ブロードバンドインフラ事業の営業損益は前年同期比100億円改善し、55億円の利益を計上。固定通信事業の営業損益も、同153億円改善して12億円の利益となった。

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