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» 2006年10月04日 07時49分 公開

SiemensがBenQ Mobileの社員支援を発表

売却した事業が破産申請を発表したことを受け、Siemensが異例の支援策を発表した。

[ITmedia]

 ドイツSiemensは10月2日、破産申請を行う予定となったBenQ Mobileのドイツ事業の従業員支援を目的として、3500万ユーロのファンドを設立したと発表した。このファンドにはさらに、Siemensの今年の役員報酬増加分500万ユーロも追加。BenQ Mobileの従業員に対する資金援助、再就職のための職業訓練などに充てる。また、Siemensのドイツ事業が募集している2000件のポジションについて、BenQ Mobileの社員を社内からの応募者として扱うという、人事面での支援も発表した。

 BenQ Mobileは、もともとSiemensの携帯電話事業で、2005年に台湾BenQが買収したのち設立した企業。2006年9月28日、BenQがBenQ Mobileへの資本注入打ち切りを決定したことを受け、ドイツでの事業について破産申請を行うと発表している。

 BenQ Mobileの破産申請発表後のドイツ世論を受け、Siemensは「BenQ Mobileが破産の危機にあることをとても心配している」とのコメントを発表。「BenQに事業売却を決定する際には、BenQはドイツの事業の継続と拡大をわれわれに確信させていたが、結局BenQはその意思を遂行しなかったようだ」とし、さらに「われわれがBenQ Mobileの破綻を予期していたかのように言うのは、まったくの中傷だ」としている。

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