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正規価格の1000分の1 CADソフト海賊版販売の男逮捕

» 2006年10月11日 20時26分 公開
[ITmedia]

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、福井県警は10月11日、インターネット経由でCADソフトの海賊版を販売していたとして、著作権法違反の疑いで大阪市淀川区の自称コンピュータソフト販売業の男(27)を逮捕した。

 調べでは、男は昨年4月23日ごろ、CADソフト「BLUETREND V Ver1.0」(福井コンピュータ)などをCD-R1枚に複製し、ネットオークションを通じて募った新潟市の男性に、2万5000円で郵送販売した疑い。今年2月と7月にも同ソフトや「AutoCAD 2007」(オートデスク)を無断複製して販売した疑いがもたれている。

 男は当初はネットオークションを悪用して海賊版を販売していたが、その後掲示板に「高額CAD格安販売」などとソフト名と価格リストを書き込む方法も使い、注文をメールで受け付けていた。男がCD-R1枚に収めたBLUETRENDや「電子納品ツール」などの正規価格の総額は1091万円で、海賊版はその1000分の1の価格だった。

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