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PS3がヤフオクで“祭り” 「20億円」入札や「1円」落札も

» 2006年11月13日 18時32分 公開
[ITmedia]

 11月11日に発売されたプレイステーション3(PS3)が、発売直後から大量にネットオークションに出品されている。中には法外な高値で入札した後キャンセルするケースや、1円で落札する“裏技”など、からかいの標的になっているケースも目立っている。

画像 13日午後5時現在、出品されているPS3を入札価格の高い順に並べた画面

 最大手の「Yahoo!オークション」で、13日午後5時現在「PS3」で検索すると6000件以上がヒット。うち入札額が100万円を超えているものは10件あり、最高額は21億4748万3648円となっている。極端な高値での入札は、ほとんどが新規アカウントによるもので、落札直前か落札後にキャンセルされるとみられる。

 ネット上では「PS3転売で稼ぐ人に制裁を与える」と、高額で落札した後キャンセルし、出品者にマイナス評価を付けたり、1円で落札する裏技などが広まり、これが高額入札者殺到の要因になっているようだ。

 高額入札→キャンセルに何度も遭い、PS3をなかなか販売できない出品者の一部は、「迷惑入札はやめてほしい」「おまえら、入札ってレベルじゃねーぞ!」などと出品画面で訴えたり、入札価格に関係なく定額で売ると宣言したりしている。

画像 ある出品者の出品画面

 PS3は初期出荷が約10万台と少なかったこともあり、都内の量販店店頭では発売前から行列に。転売目的の購入も多かったとみられる。

 2ちゃんねるの管理人・西村博之さんは、発売日の行列についてブログで言及しており、購入希望者に整理券を配って行列を防いだ店舗では入荷数が少なく、行列させた店舗は多かったのではと推測。「行列を作ってくれる店舗にだけ、大量の在庫を卸してるんじゃないかなぁ」などと疑問を投げかけている。

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