米Cisco Systemsは11月14日、米メジャーリーグのOakland Athletics(A's)と、カリフォルニア州フレモントに新設される球場に関する、広範囲にわたる契約を締結したと発表した。契約の一環として、Ciscoは年間400万ドルで30年間の命名権を獲得、新球場名は「Cisco Field」となる。
Ciscoは、A'sとCisco Fieldの公式技術パートナーとなり、Ciscoは新球場内に、データ、音声、ビデオ、無線サービスを提供可能なIPネットワークを構築する。さらにCisco Customer Solutions Centerを設立、観客が同社のネットワーク技術を目にする機会を作る計画だ。
Ciscoによると、3万4000席の新球場では次のような新サービスが導入される。観客の入場や退場をスムーズにするデジタル表示、客席から携帯端末で食べ物や飲み物の注文が可能なサービス、リアルタイムで座席のアップグレードができるチケットキオスクの設置など。またVIP席にはビデオが視聴できるマルチメディア機器や、選手と会話できるシステムなどの導入も検討中という。
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