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Googleの対処間に合わず、ブラックリストの個人情報流出

» 2007年01月26日 08時52分 公開
[ITmedia]

 Googleのフィッシング対策用ブラックリストにユーザーネームやパスワードなどの個人情報が含まれていた問題で、セキュリティ企業のMcAfeeは、Googleが手を打つ前にリストの一部が出回っていたと明らかにした。

 問題のブラックリストは、Googleが詐欺目的と見られるURLの一覧を作成し、ネットで公開しているもの。Firefox向け拡張機能のGoogle Safe Browsingで利用され、Google ToolbarのFirefox版にも組み込まれているという。

 このブラックリストにユーザーネームやパスワードなどの情報が含まれていることが先日発覚し、Googleが問題の情報を削除していた。

 しかしMcAfeeで検索エンジンを使って探したところ、Googleが対処する前に出回っていた一部リストのコピーが見つかったという。

Web上に公開された一部リストのコピーの情報。McAfee Avertのブログより

 ネットで個人情報の入力を求められることがますます増える中、その情報が簡単にインターネットで公開されかねないことが、今回の件で示されたとMcAfeeは指摘している。

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