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Web活用し映像制作環境を共有化 NTT「ClipLife」と連携

» 2007年01月26日 21時13分 公開
[ITmedia]

 NTT(持ち株会社)とテクノロジーシードインキュベーション(京都市、TSI)は1月26日、NTTの動画共有サイト「ClipLife」とTSIの映像創作サイト「シネマワーク」を連携させ、動画コンテンツの共同制作環境をWeb上で試験的に提供すると発表した。

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 シネマワークは、情報処理推進機構(IPA)の未踏ソフトウェア創造事業に採択された映像制作環境。アイデアの共有や映像素材の編集などを、掲示板システムなどを使って複数のクリエイターがコミュニケーションしながら進められるようにする仕組みで、TSIが移管を受けて商品化した。

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photo シネマワークの画面

 ClipLifeはNTTが8月に試験公開した動画共有サイト。動画をアップロードする際、クリエイティブ・コモンズ(cc)ライセンスを設定できるのが特徴で、ccライセンスに基づく2次利用が可能だ。

 今回の取り組みでは、両サイトを連携させ、シネマワークで制作した作品をClipLifeで公開したり、ClipLifeに投稿されたccライセンスの映像を素材としてシネマワークでの制作に使ってもらう。

 両サイトを通じ、慶應義塾大学の稲蔭研究室の学生グループの短編映画と、東映アニメーション研究所の研究生によるアニメ合計5作品の制作過程を公開。ブログ風に制作者に報告してもらい、閲覧者からの意見を受け付ける。

 また両サイトを使って映像制作を希望するユーザーを募集。試験提供期間の3月末まで無料で提供する。

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