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ロジテック、外付けHDD製品の一部にトロイの木馬混入

» 2007年01月31日 18時51分 公開
[ITmedia]

 ロジテックは1月29日、同社の外付けHDD、3製品の一部にウイルス(トロイの木馬)が混入していたことを明らかにした。該当する製品のユーザーに注意を呼びかけるとともに、回収/交換作業を開始している。

LHD-EDU2シリーズ

 ウイルス混入が判明したのは、3.5型HDDユニット「LHD-ED250U2」「LHD-ED400U2」「LHD-ED250SAU2」の3製品、計68台。1月16日以降に出荷された製品の一部に、トロイの木馬が混入している可能性がある。

 トロイの木馬の名称は、「TROJ_DROPPER.BFK/TROJ_PERLOVGA.A/BKDR_SMALL.AXV」(トレンドマイクロ)、「W32/Perlovga」(マカフィー)など。隠し属性の状態で混入しているため、発見が困難だという。当該HDDとWindows OSを搭載したPCを接続すると、PC本体が感染し、バックドアが作成されて悪意あるユーザーからの侵入を許す可能性がある。

 同社では、Webサイトを通じて情報を提供するとともに、シリアル番号を入力して手元の製品が該当するかどうかを確認できるフォームを用意。手元に該当製品がある場合は使用を中止してウイルス削除を行うよう呼びかけている。また、未使用の状態の製品については回収/交換を行う。電話での問い合わせ窓口(0120-741-422)も設けている。

 回収対象となっている製品は下記のとおりだ。

製品名称 対象シリアル番号 台数
LHD-ED250U2 6CA3770****** 28台
LHD-ED400U2 6CA3772****** 20台
LHD-ED250SAU2 6CA3813****** 20台

 ただし上記シリアル番号に該当する製品でも、「製品個装箱に橙色のシールが貼られている」「製品背面のシールのシリアル番号末尾に黒いドットがマークされている」ものは対策済みという。

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