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「絡まれ」たがる携帯ユーザーNews Weekly Access Top10(2007年3月18日−3月24日)

» 2007年03月26日 20時18分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 先週のアクセストップは、mixi日記やブログなどで、コメントやメッセージを残さない「読み逃げ」を嫌う人が増えている、という記事だった。記事への反応を見ていると、読み逃げ反対派は圧倒的に少数だったようで、記者はちょっと安心している。

画像 モバゲータウンのプロフィールから「素通り 絡んで」で検索した結果の一部。「素通りしたらどこまでも追いかけるよ」などと書いてあることもあり、ちょっとコワイ

 記事でも指摘したが、読み逃げ禁止文化は携帯向けSNS「モバゲータウン」にもある。記事掲載後にさらに詳しく調べてみたところ、「読み逃げ」よりも「素通り」という言葉の方が流通しており、プロフィールに「素通り禁止」と書いているユーザーが多かった。

 素通り禁止のユーザーは、プロフィールに「気軽に絡んで」と書いているケースがままある。「絡む」とは、10代が多いネットコミュニティーでよく見る表現で、「メッセージを送ったりコメント・足跡を残したりしてコミュニケーションする」という意味のようだ。

 彼らは、見知らぬ人が相手でも、まるで親しい友人であるかのように気軽に“絡んで”くる。そして「自分にも絡んで欲しい」と思っているようだ。その願望を素直に書いた結果が「素通り禁止」という文字になって現れているのだろう。

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