東芝は4月16日、映像事業の100%子会社東芝エンタテインメントを博報堂DYメディアパートナーズに売却すると発表した。東芝は音楽ソフトの東芝EMIも売却する方針で、映像・音楽ソフト事業から撤退し、家電や半導体などの主力事業に経営資源を集中する。
5月1日付けで博報堂DYが100%子会社にする。売却額は明らかにしていない。東芝エンタテインメントは映画製作・配給やアニメDVDの販売などを手掛け、主な作品はアニメ「灼眼のシャナ」「げんしけん」や邦画「僕は妹に恋をする」など。
東芝は「得意分野であるネットワーク技術、放送・通信技術、デジタルメディアプロダクツなどとのシナジーを追求できる領域に資源を集中し、注力する」としている。博報堂Yはスタジオジブリ作品やテレビアニメ「コードギアス」などを手掛けており、東芝エンタテインメントの買収で映像事業を強化する。
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