米Microsoftは5月6日(米国時間)、MSN Hotmailの後継となるWebメールサービス「Windows Live Hotmail」を発表した。
同サービスは7日から提供開始され、http://www.hotmail.comでアカウントを登録できる。MSN Hotmailユーザーは自分のアカウントにログインして緑の「Join Windows Live Hotmail」ボタンをクリックすれば、Live Hotmailにアップグレードできる。
Live Hotmailは右クリックやドラッグ&ドロップ、プレビューペインのカスタマイズなどOutlookにより近くなっている。ユーザーはMSN Hotmailに似たクラシック版と、高度な機能が使えるOutlookのようなフルバージョンの2つのインタフェースを選べる。
またWindows Live Messengerのメンバーリストと連係し、受信ボックスから友人がオンラインかどうかを確認できる。メールボックスの容量は初め2Gバイトで、ニーズに合わせて容量を拡大するという。
セキュリティも強化され、メールが受信ボックスに届いたときに、そのステータスを表示するセーフティバーが追加された。既知の送信者の場合は白、知らない送信者の場合は黄色、詐欺の可能性がある場合は赤になる。スパム対策も改善され、「mark as unsafe」をクリックすると迷惑メールは自動的に削除され、後で同じ送信者からメールが来ても遮断される。
また月内には新しい「Microsoft Office Outlook Connector」のβ版が11カ国語でリリースされる。このプログラムを使うと、Outlook 2003または2007から無料でLive Hotmailのアカウントにアクセスできる。
モバイル対応も進み、モバイル向けLive Hotmail(http://mobile.live.com)を使って携帯電話やPDAから電子メールにアクセスできる。Windows Mobile 6のリリースに合わせて、「Windows Live for Windows Mobile」も提供開始される予定。
さらに数週間以内にLive Hotmail対応の無料電子メールクライアント「Windows Live Mail」がリリースされる。これはOutlook ExpressおよびWindows VistaのWindows Mailの後継となる。
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