米Walt Disneyのインターネット部門は9月27日、米国のDisneyブランド携帯電話サービスを今年いっぱいで終了すると発表した。
このサービスは、Disneyが携帯キャリアの回線を借りてMVNO(仮想移動体通信事業者)として提供しているもの。加入者は2007年12月31日までサービスとサポートを利用できる。Disneyは払い戻しも予定しているという。
同社はサービス終了の理由について、次のように説明している。「MVNOモデルは――この1年間、他社でも見られたことだが――非常に競争の激しい米国の携帯電話市場で、難しいポジションにあることが分かった。当社のビジネスモデルを評価した結果、利益を出せる成長を追求するには戦略を変更する方がいいとの決定に至った」
同社は今後、米大手キャリアとの提携を通じて、コンテンツやサービスを提供する新たなビジネスモデルを模索する。その中には、GPSや利用制限などの機能を備えた家族向けスイート「Family Center」の提供も含まれるという。
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