コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、兵庫県警は1月8日、海賊版のCADソフトを販売していた著作権法違反の疑いで、愛知県蒲郡市の会社員の男(50)を逮捕した。
調べでは、男は昨年10月ごろ、米Autodeskの「AutoCAD 2008」(6万2790円)を無断複製したDVD-R 1枚を、兵庫県の男性に5000円で販売した疑い。家宅捜索でPC 6台、CD-R約100枚、ファイル交換ソフト「Share」の解説本などが見つかった。「生活費を稼ぐため、昨年3月ごろから海賊版を販売していた」と供述しているという。
男は、ネットオークションやファイル交換ソフトを通じ、海賊版を作成するためのソフトを入手。「WANTEDオークション」に販売可能なCADソフトの一覧やメールアドレスを書き、問い合わせがあると、55の海賊版ソフト一覧をメールで送り、購入者を募っていた。
昨年6月ごろに同サイトのIDを削除され、一時は海賊版の販売を止めていたが、同8月ごろ再びIDを取得して販売を再開していた。
兵庫県警尼崎東署の署員がサイバーパトロール中に出品を見つけ、ACCSを通じてAutodeskに連絡した。ACCSは男がジャストシステムの「三四郎2007 優待版」の海賊版を販売していたことも確認したといい、ジャストシステムも告訴を予定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR