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ベスト電器広島本店、ビックカメラに転換

» 2008年01月16日 20時19分 公開
[ITmedia]

 家電量販店7位のベスト電器は1月16日、広島本店(広島市)を資本・業務提携した5位のビックカメラ店舗に転換すると発表した。同店は同社最大の店舗ながら、2位のエディオン傘下のデオデオ、最大手ヤマダ電機との競争で不振に陥っており、ビックのノウハウを導入しててこ入れする。

 3月に「ビックカメラ・ベスト広島店」に変更。店員はビックカメラに出向する形とし、両社共同で店舗を運営する。家電のほか、時計や羽毛布団、酒類なども扱う。ベスト電器の白物家電と関連サービス、ビックカメラの豊富な品ぞろえを融合。ビックは郊外型店舗の、ベストは都市型店舗のノウハウをそれぞれ吸収できるメリットもあるとしている。

 ビックカメラは初の広島進出になる。広島はデオデオの本拠地だが、2004年にヤマダ電機が同市内に大型店をオープンし、競争が激化している。

 ビックカメラとベスト電器は昨年、資本・業務提携した。ヤマダ電機もベスト電器株を約7%保有しているほか、エディオンもデオデオを通じてベスト電器株約3%を取得しており、量販店大手によるベスト電器争奪戦の様相を見せている。

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