コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、警視庁は1月22日、ビジネスソフトの海賊版を販売したとして、著作権法違反の現行犯で都内の男女5人を逮捕した。
逮捕されたのは、台東区の無職の男(38、中国籍)、江東区の派遣社員の男(28、中国籍)、葛飾区の無職の女(29)、練馬区の無職の女(21、中国籍)、葛飾区の職業不詳の女(30、中国籍)。
調べでは、台東区の男は1月20日、秋葉原の喫茶店で「JUST Suite 2007」を無断複製したCD-R 1枚を所持し、残りの4人は秋葉原の路上で、「Acrobat 7.0 Professional 日本語版」を無断で複製したDVD-R 1枚を販売目的で所持していた。
逮捕当日に行われた捜索では、約110種類・300点の海賊版CD-RとDVD-R、約170枚のちらしを押収した。
グループは協力して海賊版を販売していたとみられる。女3人が、約100種類の海賊版ソフトのタイトルや価格などを書いたちらしを秋葉原の路上で通行人に配って集客、注文を受けると近くの喫茶店で海賊版ソフトを保管している男に連絡を取り、別の男が海賊版ソフトを運んで販売していた。ちらしに書かれた海賊版ソフトの販売価格は、1枚当たり5000〜1万8000円だった。
グループは生活費を稼ぐため、昨年春ごろから海賊版ソフトの販売を始めたといい、女らはちらしを1人当たり平日で約10枚、土日祝日には約20〜30枚を配ったと供述しているという。警察には、秋葉原の路上で海賊版ソフトが販売されていることについて、多くの情報が寄せられていた。
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