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MS、IE 8のβ版をリリース

» 2008年03月06日 09時03分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは3月5日、同社主催のWebデザイナーや開発者向けカンファレンス「MIX08」で、次期ブラウザ「Internet Explorer(IE)8」の最初のβ版(Beta 1)のリリースを発表した。

 新機能の1つ「Activities」は、別のウィンドウを立ち上げたり、テキストのコピー&ペーストをせずに、関連情報の表示などができる機能。例えば、Webサイト上の住所表記部分を選択して、Activitiesの中から「地図表示」を選ぶと、好きな地図サービスを使ってその場所の地図を画面上に表示できる。同様に、サイト上の一部を指定してブログやメールに「送信」したり、「Diggに追加」や「Facebookで共有」することもできる。

 IE 8では、「お気に入り」を画面上部にバー表示させることが可能。さらに、Webサイトのフィード部分だけを表示できる新機能「WebSlices」をお気に入りバーに追加しておけば、そのWebサイトにアクセスせずに、自動的にアップデートされた最新情報を画面上のバーから確認できる。また、ブラウザがクラッシュした場合などに、作業中のブラウザの状態を復元できる「Automatic Crash Recovery」機能も装備している。

 Beta 1のリリースは、Web開発者やデザイナーがIE 8の正式リリースに先立ち、同ブラウザ対応のWebサイトを構築できるようにすることを目的としているが、同社サイトから誰でもダウンロードできる。現在は英語版のみで、まもなくドイツ語版と簡体字中国語版が登場する予定。その他の言語版のリリース予定は未定。

ie8

 同社は、マルチメディア再生用ブラウザプラグインの最新版「Silverlight 2」のβ版や、デザインツールの最新版「Expression Studio 2」のβ版のリリースなども併せて発表している。

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