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SunとMS、x64サーバとWindowsの「相互運用性向上」センター開設

» 2008年03月11日 08時46分 公開
[ITmedia]

 米Sun Microsystemsと米Microsoftは3月10日、両社製品の相互運用性向上のための施設「Sun/Microsoft Interoperability Center」の開設を発表した。Microsoft本社内に設置された同センターでは、Microsoftのアプリケーションを「Sun Fire x64」サーバシステムおよびストレージ向けに最適化することに加え、仮想化やJava、システム管理やID管理などの分野での相互運用性の促進も目的としている。

 両社は既に、WebサービスやID管理、シンクライアントなどの分野で、相互運用性の実現へ向けた共同作業を行ってきており、今回の新センター開設は、こうした両社の協力関係を拡充したもの。新センターには、Sun x64システム上でWindows製品を試せるデモ・テストエリアのほか、両社の顧客企業向けのラボスペースも設置。Sun Solution Centerと協力し、顧客企業によるコンセプト実証(PoC)テストのサポートなどを行う。また、それぞれの仮想化技術「Windows Server 2008 Hyper-V」および「Sun xVM」を含めたクロスプラットフォームのサーバ仮想化を支援する。

 両社は併せて、「Sun Infrastructure Solution for Microsoft Exchange Server 2007」の提供開始も発表した。これはExchange Server 2007を使って電子メールを管理する企業向けのエンドツーエンドのシステムで、Exchange Server 2007への移行が簡単にできる上、ラックスペースを最大85%縮小でき、省電力などによりコスト削減にもつながるとしている。

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