ソニー・コンピュータエンタテインメントは3月27日、プレイステーション・ポータブル(PSP)用コンテンツダウンロードサービス「PLAYSTATION Store」のシステムに問題があり、第三者の不正アクセスによってユーザーのパスワードが勝手に改変された可能性があると発表した。問題はすでに修復しており、ユーザーからの被害の報告はない。
PLAYSTATION Storeは、PCと「PlayStation3」から利用できるコンテンツダウンロードサービス。「PCからの特殊な操作により」(同社)、一部ユーザーのパスワードが勝手に変更できる状態にあったことが、3月13日に発覚した。
第三者が何らかの方法でユーザーID(登録メールアドレス)を手に入れ、改変されたパスワードと組み合わせてユーザーページにアクセスしていた場合、氏名や住所などユーザーの個人情報が閲覧されたり、ゲームを購入するプリペイドシステム「ウォレット」を利用された可能性がある。
ユーザーページでは、登録したクレジットカード番号も一部表示されるが、同社は「番号は全ては表示されないため、第三者に閲覧される可能性はまずない」としている。
システム上の問題は、昨年9月のPC向けサービス開始当初からあったという。同社は27日までにシステムを修復。パスワードが変更された可能性のあるユーザーに対してメールで連絡した。
同社は「ユーザーのみなさまにご迷惑、ご心配おかけしていることをお詫びする」とし、ユーザーに対して、自分で設定したパスワードでPLAYSTATION Storeにサインインできるか確認するよう呼び掛けている。
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