日立製作所は4月10日、大量のデータを高速に処理できるシステムを構築する「大量高速データ処理ソリューション」の提供を始めた。証券取引など、高速・大量のデータ処理が求められる金融業界などを中心に、2010年までに400億円の販売を目指す。
ミリ秒レベルの応答時間が求められるオンラインシステムや、数千万件レベルの大量データを一括処理するバッチシステムを超高速に処理できるシステムの構築を請け負う。メモリ上でデータを処理するインメモリデータ処理技術や、グリッド処理技術、データストリームをリアルタイムに分析してイベントを発生させる「イベント処理技術」などに対応した、同社の統合システム構築基盤「Cosminexus」製品群を活用する。
証券口座のポートフォリオ時価評価額の算出など、従来はバッチで処理してきたデータをリアルアイム処理したり、企業の日次単位のデータ分析をリアルタイム化する──といったことが可能になるという。
コンサルティングによるシステム設計から構築、稼働後の保守サポートまでワンストップで提供する。
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