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自宅PCに大規模サービス構築、ネット公開可能に フリービットがAPI公開

» 2008年04月18日 20時55分 公開
[ITmedia]

 フリービットは4月18日、個人ユーザーが自宅PCを安全にネットに公開し、外出先などからアクセスできるようにするサービス「Dream SemantiqNode」のAPIを無料で公開する「SemantiqNode API デベロッパプログラム」を始めた。HTTPの知識と自宅のPC 1台だけで、IPv6に対応した大規模なグリッドサービスが構築できるとしている。

 Dream SemantiqNodeは、ISP子会社ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)を通じて提供しているサービス。携帯電話やPCを使って自宅PC内のファイルに自由にアクセスでき、自宅PCの画像ファイルを添付してメールで送信する――といったことが可能だ。

 公開したAPIは、(1)Dream SemantiqNodeのアプリをインストールしているPCのプライベートエリアに安全にアクセスするための認証API、(2)GoogleデスクトップAPIと連携し、デスクトップ検索するAPI、(3)公開設定しているディレクトリを指定し、ファイル一覧を取得するAPI、(4)そのファイルをGET形式でダウンロードするAPI――の4種類。

 APIを活用して自宅のPC環境をサーバとして利用し、ネットサービスを公開できる。自宅PC上の画像や動画を公開するサイトなどが構築できるほか、PCに接続したWebカメラなど周辺機器もサービスに加えることができ、例えば、Google Map上に自宅Webカメラで撮影しているリアルタイム画像を加える――といったことも可能だ。

 DTI非会員の場合は月額210円の有料サービス「DTI Ubic」を、開発者登録することで無料で利用できる。その分、SemantiqNodeを利用した機能やサービスを最低1つ公開するのが条件。自宅の回線やプロバイダに関わず利用できる。

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