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EA、Take-Two株式のTOB期限を再度延期

» 2008年04月19日 08時28分 公開
[ITmedia]

 米大手ゲームメーカーのElectronic Arts(EA)は4月18日、米Take-Two Interactive Softwareの買収に向けて進めている株式公開買い付け(TOB)の期限を、同日から5月16日に延長すると発表した。EAがTOB期限を延長するのは、これが2度目となる。

 EAは併せて、買収価格を1株当たり26ドルから、25.74ドルに引き下げることも発表。これは、17日のTake-Two年次株主総会で、買収防衛策として新株発行が承認されたことを受けてのもので、買収総額は約20億ドルのままで変わらない。新株はTake-Two会長のストラウス・ゼルニック氏率いる米ZelnickMediaに発行されることが決まっている。

 EAはこれまで同様、「提示額は十分かつ公正」と主張。17日午後5時(米東部夏時間)時点で、Take-Two株の約8.3%に当たる643万2787株を確保したとしている。

 一方のTake-Twoは、EAのTOBに応じた株式数を「極めて少ない」と評価。「当社の株主価値向上に向けての努力が、EAの提案より優れていると株主が評価したことの表れ」とした上で、EAの買収提案が過小評価との見方に変わりはないと強調している。

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