Google AdWordsに「詐欺的手法」と広告主が提訴
米Googleが顧客をだまして、出すつもりのない広告に料金を支払わせているとして、訴訟が起こされた。
訴訟は米カリフォルニア州北地区連邦地裁で起こされた。訴状は原告弁護団を務める米法律事務所Kabateck Brown Kellnerが提出した。
問題となっているのは、広告主がGoogle AdWordsプログラムで広告を出稿する際のプロセス。AdWordsでは、Google.com、Ask.comなどのGoogleのパートナーサイト、AdSenseプログラムに加入しているサードパーティーのWebサイトに広告を表示し、広告主は広告のクリック回数に応じて料金を支払う。
広告主はAdWords申し込みの際に、広告がクリックされるたびに支払う料金を設定する。Google.comに表示される広告と、AdSense参加サイトに表示される広告に別の料金を設定することができ、後者の料金は「設定は任意」とされている。しかしKabateckによると、後者の料金を何も設定しなかった場合でも、Googleは自動的にAdSenseサイトに広告を表示して、Google.comの広告と同じ額の料金を課すという。
各紙によると、原告のデビッド・アルメイダ氏はAdWordsに申し込んだ際、サードパーティーのサイトに広告を出したくなかったため、AdSenseサイトの広告料金を設定するボックスを空白のままにした。同氏はそれでAdSenseサイトへの出稿を拒否したことになると考えていたが、実際はGoogle.comの広告と同じ料金が適用されたことが後で分かったという。
原告側は、ユーザーに何の通知もなくこうした処理が行われることを問題視している。「Googleはお金を取り上げるだけでなく、広告戦略をゆがめるという2つの点で顧客に打撃を与えている」と原告側弁護団長のブライアン・カバテック氏は主張している。
Kabateckは、広告主がクリック詐欺をめぐって米Yahoo!やGoogleを訴えた訴訟で、原告代理人を務めたこともある。これらの訴訟は後に和解に至った。
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