松下電器産業とパイオニアは4月24日、プラズマディスプレイパネル(PDP)事業で包括的な提携に合意したと発表した。両社でPDPを共同開発し、パイオニアが来秋発売するの製品に搭載する予定だ。5月に正式契約を結ぶ。
松下の「VIERA」、パイオニアの「KURO」の技術を融合し、松下が主体となって省エネ・高画質な新パネルの開発を始める。両社が共通のパネルを採用することで、開発や生産効率を高め、価格競争力を強化するとしている。
生産は松下が行い、来秋パイオニアが発売予定の製品に搭載できるよう供給を始める計画。サイズはパイオニアが「KURO」で展開している42V、50V、60V型を視野に検討する。
パイオニアは3月、PDPの自社生産から撤退し、他社からの調達に切り替えると発表。PDP調達先として松下と協議を始めたことを明らかにしていた(関連記事:「市場のスピードとギャップがあった」──パイオニアがPDP生産から撤退、松下から調達へ)。パイオニアは5月末をめどに、松下に転籍を希望するPDP技術者を募り、移籍させる。
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