セガサミーホールディングスは4月25日、2008年3月期連結の最終損益が前回予想から260億円悪化し、520億円の赤字になる見通しだと発表した。セガが計画していた横浜市内の娯楽施設開発の中止に伴い、違約金などを特別損失に計上するため。
売上高は前回予想から150億円減の4600億円。パチスロ、パチンコとも遊技機販売台数が前回公表値下回る見込み。営業損益は60億円の赤字・経常損益は70億円の赤字で前回と変わらないが、有価証券の評価損で約120億円、横浜「みなとみらい21」地区の娯楽施設開発中止に伴う違約金約56億円などを特損として計上、最終赤字が拡大する見通し。
重点課題はパチンコ遊技事業と、アミューズメント施設事業、国内コンシューマー事業の収益改善。再生に向けて選択と集中を進める。セガの国内ゲームソフト事業はラインアップ戦略を大幅に見直す一方、海外ゲームソフト事業の拡大を見込む。ヒット作の創出に向け、社外の有力クリエイター確保などで成果の発揮を見込むとしている。アミューズメント施設事業では、店舗の整理や事業運営の効率化などを進めていく。
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