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「違法着うたサイト、通報して」――CPRAが「音楽自警団」

» 2008年06月06日 18時18分 公開
[ITmedia]

 実演家著作隣接権センター(CPRA)は6月6日、著作権を侵害した音楽サイトの情報を、ユーザーから通報してもらう「音楽自警団(MUSIC GUARDIANS)」を開設した。

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 携帯電話の専用サイトでユーザー登録してもらった音楽ファンに、違法サイトを見付け次第専用メールアドレス「GUARDIAN本部」に通報してもらう。

 通報を受けた本部は警告文をサイト管理者に送付し、違法配信を中止させる。警告に応じない場合は法的手段を検討する。

 通報したユーザーにはポイントを付与。通報・削除したサイト数に応じてユーザーランキングを公開するほか、ポイントが貯まれば特典がもらえる。

 CPRAは「違法サイトのオーナーやアップロードユーザーに、法的手段に至る前に警告し、権利許諾について学習してもらうことが第一の目的。音楽ファンと音楽制作者が手を携え、自主的な取り組みによって違法配信を撲滅し、健全な音楽市場を創っていければ、それに越したことはない」としている。

 今後は、P2Pファイル交換ソフトをクローリング調査し、ファイル交換ソフトによる違法コピー対策も行う予定だ。

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