「iPhoneの影響はそれなりに受けると思い、どれぐらいの影響が出るか米国の例を見て研究しているが、まだよく見えない」――KDDIの小野寺正社長は6月25日の会見でこう述べた。
iPhoneはソフトバンクモバイルが7月11日に発売すると発表。8Gバイトモデルのユーザー実質負担額は2万3040円となっている(iPhone 8Gバイトモデルは実質2万3000円 ホワイトプラン適用、パケット定額5985円)。
iPhone対抗策を問われた小野寺社長は「特にiPhone対抗というわけではないが、われわれのサービスを着実に展開していく」と述べるにとどめた。
価格については「ネットの報道によると、199ドルで販売している米国では、AT&Tが1台当たり325ドル補助金を支払っていると聞く。199ドルと325ドルを足した約500ドルという価格が高いか安いかは議論があるが、オペレーターの仕入れ価格としてむちゃくちゃに安いわけではない」と指摘する。
「このモデルはサブシディ(補助金)モデルそのもの。サブシディモデルをやるかやらないかは事業者が自由に決めるべき、というのが私の考えだ」
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