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PHSで遠隔通訳 島根で実証実験

» 2008年06月27日 07時00分 公開
[ITmedia]

 ウィルコムと財団法人・しまね国際センターなどは、PHSを活用した電話通訳の実証実験を、6月30日から島根県内で行う。行政窓口などを訪れた外国人住民に対して、PHSを介して通訳する。

 松江市健康推進課や、県薬剤師会の調剤薬局など6カ所にウィルコムのPHSを設置。外国人が来訪した際、PHSでネット上の通訳者紹介システムにアクセスして通訳者を探し、そのまま通訳者と電話をつないで通訳してもらう。英語、中国語、韓国語、ポルトガル語の通訳者計12人が対応する。

 しまね国際センターが展開している「コミュニティ通訳ボランティア制度」の一環。これまでは通訳者を現地に派遣していたが、派遣まで時間がかかる上、近隣に通訳者が住んでいない場所では派遣が難しいという難点があった。

 実験は9月26日まで。実験でシステムを検証して課題を洗い出し、秋以降に実運用する。

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