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MS幹部、GoogleとYahoo!の提携に懸念を表明――議会で証言

» 2008年07月16日 07時58分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftの法務顧問ブラッド・スミス氏は7月15日、米上下院の反トラスト小委員会メンバーを前に、GoogleとYahoo!の提携と、インターネット広告の将来について証言を行った。スミス氏は両社の提携の合法性を問うとともに、この提携がオンライン広告市場の競争に与える悪影響について述べた。

 スミス氏は、両社の提携によってGoogleが検索広告全体の90%のシェアを獲得する可能性があること、オンライン広告の選択肢がGoogle以外なくなってしまうこと、その結果広告費高騰につながること、Googleが検索というインターネットへのゲートウェイを掌握することで、プライバシー侵害の懸念が高まることを問題点として指摘した。

 「もしGoogleがオンライン検索広告の90%をコントロールするようになれば、Googleは個人のオンライン活動の全体像を把握することになる。そうなれば議会はプライバシーポリシーを制定する必要はなくなる。Googleのプライバシーポリシーが国のプライバシーポリシーになるからだ」と同氏は批判した。

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