アノドス(東京都中央区)は7月16日、FED(電界放出ディスプレイ)を使った電光掲示板型のネットガジェット「ANOBAR」を開発したと発表した。ニュースサイトや2ちゃんねるの実況などをティッカー表示する。
「インターネットのコンテンツと適度な距離感・関係性を保つことの出来る新しい端末」がコンセプト。離れた位置からテキストコンテンツを見ることを前提に、電光掲示板型とした。
表示部には自発光のFEDを採用し、視野角などの制限なくコンテンツを見られるようにした。ティッカー表示するブラウザは自社開発し、60fpsで滑らかに表示するという。ニュースサイトやブログなどのRSSのほか、2ちゃんねるの実況(番組ch、市況)やランダムに選んだWikipedia項目をティッカー表示する。受信メールやFlash、時計、写真の表示や音楽再生なども可能になっている。操作はリモコンや人感センサーで容易に行えるという。
FEDは双葉電子工業製。サイズは288×43.2ミリで、640×96ピクセルの表示が可能だ。OSにWindows XP Embeddedを採用し、C7-M/1GHz、1Gバイトメモリ&2Gバイトフラッシュメモリを搭載する。有線LANのほか、NTTドコモのFOMAカード(A2502)によるネット接続も可能だ。全体のサイズは354(幅)×85.5(高さ)×97(奥行き)ミリ、重さ約2キロ。
動作の様子は同社サイトでライブ中継(Ustream)している。
アノドスの森栄樹社長は元ドワンゴ副社長兼CTO。ANOBARの販売計画や事業化は現時点では未定としている。
10月からコンテンツ開発者向けにモニター配布する予定。配布方法などの詳細はWebサイトで告知する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR