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NokiaとQUALCOMMが和解――特許紛争に幕

» 2008年07月25日 08時42分 公開
[ITmedia]

 フィンランドのNokiaと米QUALCOMMは7月24日、携帯通信規格をめぐる特許紛争で和解したことを明らかにした。

 両社はGSM、EDGE、CDMA、WCDMA、HSDPA、OFDM、WiMAX、LTEおよびそのほかの技術に関連して15年契約を締結。Nokiaは自社の携帯端末とNokia Siemens Networksのインフラ機器に、QUALCOMMの特許を使用するライセンスを取得、またこれらいずれの特許についても、QUALCOMMと直接競合する製品には使用しないことに合意した。QUALCOMMもNokiaの特許技術を自社のチップセットに利用できるようになる。

 NokiaはQUALCOMMに前払い金を支払うとともに、継続して特許使用料を支払う。さらにNokiaはWCDMA、GSM、OFDMAに不可欠とされる多数の特許について、QUALCOMMに所有権があることを認めた。加えて、EricssonやNECなどとともに欧州委員会に申し立てていたQUALCOMMの反競争的行為に関する調査要請を取り下げるとしている。

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