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Apple株が大幅安 金融危機と格下げで

» 2008年09月30日 09時45分 公開
[ITmedia]

 米金融危機の影響がハイテク株にも及び、9月29日、主要IT企業の株価が大幅に値下がりした。特に米Apple株は大幅な下落を見せた。

 この日、米下院が金融安定化法案を否決したことを受け、米国株式市場は大幅安となった。ダウ工業株平均は6.98%下げ、NASDAQ総合指数は9.14%とそれ以上の下げ幅を記録した。

 NASDAQ市場に上場するApple株はこの日、前日終値から17.92%下げた105.26ドルで引け、過去52週の最安値に達した。NASDAQ全体を超える下げ幅となる。一時は100.59ドルと、2007年初め以来の安値となった。市場全体の下落に加え、証券会社の格下げが響いた。

 Morgan Stanleyのアナリストはこの日、Apple株の格付けを「オーバーウェイト(買い)」から「イコールウェイト(中立)」に、RBC Capital Marketsのアナリストは「アウトパフォーム(強気)」から「セクターパフォーム(業界平均並)」に引き下げた。いずれもMac販売台数の伸び鈍化を理由として挙げている。

 またGoogle株もこの日、NASDAQ市場で前日比11.61%安の381ドルで取引を終え、2年ぶりに400ドルを下回った。ほかにもMicrosoft株は8.72%安、Yahoo!株は10.78%安、Amazon株は10.4%安と主要なIT企業の株は軒並み値下がりした。

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