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恒陽社印刷所が民事再生申し立て

» 2009年02月03日 16時53分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、恒陽社印刷所(東京都品川区)が民事再生法の適用を申し立てた。負債総額は約79億円。

 1932年(昭和7年)に創業した総合印刷業者。商業印刷を中心に手がけ、1992年3月期には約140億円の売上高があった。DTP分野にも手を広げ、95年には米国法人を設立してソフトの輸入販売などを開始。だが単価下落や競合の激化から2004年3月期には売上高が約89億円に落ち込み、最終赤字になっていた。

 グラフィックソフト販売などの非印刷部門は04年に100%子会社に移管したが、業績は好転せず、キャッシュフローの悪化と借り入れ負担の重さから資金調達が限界になった。

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