　光iフレームは、7インチのタッチパネルを搭載したフォトフレーム型情報端末。天気予報やニュースなど好みのウィジェットをダウンロードすると、待ち受け画面にアイコンを表示。タッチするとウィジェットが起動し、情報を閲覧できる。ウィジェットのコンテンツが更新されると光iフレームが音や光、アラートで知らせるプッシュ型だ。

普段はデジタルフォトフレームとして飾っておける

ウィジェットを選んでダウンロードできる

ソフトウェアキーボードでWeb検索ができる

レシピ配信ウィジェット

カタログ閲覧ウィジェット

大手小町ウィジェット

　ウィジェットやコンテンツは他社が提供。読売新聞のニュースや「大手小町」、ABC Cooking Studioのレシピ、ウェザーニューズの天気予報、凸版印刷が提供するスーパーのチラシ情報など、女性の生活に密着した8社10サービスの配信が決まっている。基本的には無料だが、有料ウィジェットの配信も検討している。

　Webブラウザも搭載し、ソフトウェアキーボードでWeb検索が可能だ。SDメモリーカードスロットとUSBポートを備え、外部メモリに保存した画像を再生するデジタルフォトフレームとしても利用できる。スピーカーも内蔵しており、SDカードに保存した楽曲データの再生にも対応。バッテリーを内蔵し、コンセントのないところでも利用できる。

ウィジェットや端末の仕様、他社に公開

男女・年齢層別、端末の購入意向

　ブロードバンド回線を利用していない世帯に理由を聞いたところ、「PC操作が困難」「必要性を感じない」という回答があったため、PCよりも簡単に操作でき、日常に密着したコンテンツやアプリを利用できる端末として開発を始めた。そういった端末はF1層（20～34歳の女性）のニーズが高いとし、ターゲットを20～30代の女性に設定した。

　OSにオープンソースのAndroidを採用。アプリの仕様も公開し、コンテンツ企業の参加を募る。端末の仕様は機器メーカーに公開。他社からの端末提供にも期待している。

　端末を無償で貸し出し、使用感などをフィードバックしてもらうトライアルもスタートした。11月30日まで応募を受け付け、12月上旬～2010年3月まで試用してもらう。フレッツ光ネクストの加入者でなくても参加できる。