米Googleが、少なくとも2社の非公開投資会社と、米Yahoo!買収に参加する可能性を検討したと、米Wall Street Journal(WSJ)が10月23日(現地時間)、この件に詳しい情報筋の話として伝えた。
Googleはこれらの投資会社と共同出資による買収について話し合ったが、正式な合意にはいたらなかったという。
WSJによると、米MicrosoftもYahoo!の優先株取得に向けて、投資会社の米Silver Lake PartnersおよびカナダのCanada Pension Plan Investment Boardと話し合っているという。
Yahoo!の取締役会は9月にキャロル・バーツ氏をCEO職から退かせており、それ以来同社は投資企業などへの売却を検討しているという。同社が19日に発表した7〜9月期決算は、トラフィック獲得コスト(TAC)などを除く売上高が前年同期比5%減の10億7200万ドル、純利益は26%減の2億9300万ドル(1株当たり23セント)と減収減益だった。
WSJによると、GoogleはYahoo!のWebサイトでの広告販売や、Yahoo!と提携しているABC Newsなどのコンテンツパブリッシャーとの提携に興味を示している。
GoogleとYahoo!は2008年にオンライン広告で提携しようとしたが、米司法当局による独禁法関連調査が難航したことから断念している。Yahoo!は現在、日本を除く多くの国と地域で米Microsoftと検索契約を締結している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR