米Microsoftは12月9日(現地時間)、メディア再生プラグイン「Silverlight 5」の正式版を公開したと発表した。Windowsおよび米AppleのMac版を、Silverlightのページからダウンロードできる。WebブラウザのInternet Explorer(IE)、MozillaのFirefox、米GoogleのChrome、AppleのSafariをサポートする。
バージョン5で、H.264動画デコードでのGPUアクセラレーション、XNA APIによる3D描画、信頼された(trusted)アプリケーションによるローカルファイルシステムへの無制限のアクセス、テキストレンダリングの強化などが盛り込まれた。
Microsoftの次期OS「Windows 8(コードネーム)」で稼働する「Metro」スタイル採用のIE10は、HTML5のみをサポートし、Silverlightを含むプラグインには対応しないことが明らかになっている。
Silverlightのサポートライフサイクルポリシーのページ(英語版)によると、MicrosoftはSilverlight 5を10年後の2021年12月10日までサポートするとしている。これは異例な長さであることもあり、米ZDNetをはじめとする複数のメディアサイトが、同バージョンがSilverlightの最後のリリースになるのではないかとみている。
2010年4月に公開された「Silverlight 4」のサポートは2013年1月8日まで継続する。
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