米国際貿易委員会(ITC)は1月13日(現地時間)、米Appleが米Motorola Mobilityのスマートフォンに対して行ったITCへの提訴について、Motorola側に違反はないとの仮決定を行った。
この裁判は、Appleが2010年10月29日にITC対し、同社保有のタッチスクリーンやスマートフォンの操作に関する3つの特許をMotorolaのAndroid搭載端末が侵害しているとして、該当製品の米国への輸入・販売・宣伝の差し止め命令を求めて提訴していたもの。Motorolaが同月6日にITCに対してAppleを特許侵害で提訴した(こちらの裁判も係争中)ことへの反訴だ。
仮決定の次の段階はITCのコミッションによる追認または再審査の決定だが、Appleはコミッションに再審請求を行うとみられる。
米GoogleはMotorolaの買収を発表しており、現在司法当局の承認を待っている段階だ。Motorolaは米Microsoftともスマートフォンの特許をめぐり、係争中だ。
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