米Grouponは2月8日(現地時間)、第4四半期(10〜12月期)の決算を発表した。株式公開後、初の業績発表になる。売上高は前年同期比194%増の5億650万ドル、純損失は4270万ドル(1株当たり8セント)だった。前年同期の純損失は3億7860万ドル(1株当たり1ドル8セント)だった。特別費用などを除いた純損失は980万ドル(1株当たり2セント)だった。
売上高はThomson Reutersのまとめたアナリスト予測(4億7500万ドル)を大きく上回ったが、1株当たり3セントの黒字という予測に届かなかった。
アクティブユーザー(過去12カ月にクーポンを購入したユーザー)数は、前年同期比275%増、前期比では20%増の3300万人だった。
同社のアンドリュー・メイソンCEOは発表文で「Grouponは2011年、顧客が数十億ドルを節約するのを助けながら、47カ国25万もの地域商業者の事業拡大をサポートした。われわれは今後も世界中の商業パートナーの成長と地域経済振興のために新たなサービスやツールを提供していく」と語った。
2012年第1四半期の見通しについては、売上高を5億1000万〜5億5000万ドル、営業利益を1500万〜3500万ドルと予測した。
同社は昨年11月4日に株式を公開し、7億ドルを調達。IPO価格は1株当たり20ドルで、初値は28ドルを付けたが、その後急落した。決算発表前日の終値は24ドル58セントだったが、発表を受けて時間外取引で15.58%減の20.75ドルに値を下げた。
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