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ひろゆき氏書類送検 ドワンゴ川上会長・夏野取締役にコメントを求めたが……

» 2012年12月20日 18時50分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 「2ちゃんねる」元管理人で、ドワンゴ子会社・ニワンゴ取締役の西村博之氏(36)が12月20日、麻薬特例法違反のほう助容疑で書類送検されというニュースが12月20日午後報じられた。直後の午後2時からは、ドワンゴが都内でニュースサイト「ニコニコニュース」とブログ&メルマガプラットフォーム「ブロマガ」に関する記者会見を開催。出席したドワンゴの川上量生会長と夏野剛取締役に、この件に関するコメントを求めた。

 川上会長は「すみません、それについては、ちょっと、あの、今、えー」と言いよどんだ後、「初めて聞いた話なので、コメントは差し控えさせていただきます」と話した。夏野取締役も「知らない。現時点で今初めて聞いた。ちょっと(ニュースを)見てみます」とだけ話した。

画像 会見後に行われたトークセッション冒頭、夏野取締役、川上会長は一時、スマートフォンに釘付けに。情報収集していたのかもしれない

 会見に参加していた「ブロマガ」のブロガー・小飼弾さんは、ひろゆき氏書類送検のニュースに絡め、ブロマガのスタンスについて質問。「一般論として、ブロマガに僕が違法な書き込みをしたら、僕ではなく壇上にいるお2人(川上会長・夏野取締役)が逮捕されるということが、このニュースの重大な意味だと思う。ブロマガのプラットフォームを守るため、ブロガーが記事を発行するために、事前チェックが入ることはあるか」とたずねた。

 川上会長は、「ひろゆきさんの書類送検については、どういう経緯か分かっていないが」と繰り返しつつ、「一般論として、掲示板などにコメントを書いただけで、プラットフォームの運営者が摘発されるようなことがあるとしたら、言論の自由の大いなる侵害だと思う。もしそういうことがあれば、われわれとしては抗議していく。例えば違法なものがあると分かって、削除しろという命令に従わなかったとあれば、そうだと思うが、こちらで事前検閲すべきではない」と答えていた。

 会見後に行われた、ブロマガについてのトークセッション中、司会の津田大介さんからブロマガ企画の経緯について聞かれた川上会長はしばらく無言で腕を組んで答えず、「ひろゆきの質問で、興味がそっちに行った」と話し、かなり気にしている様子。津田さんは、「書類送検なので、行ったとしても在宅起訴だろう」と話していた。

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