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Microsoftの最高研究戦略責任者が交代 マンディ氏は“上級アドバイザー”に

» 2012年12月25日 13時25分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoft幹部のクレイグ・マンディ氏(63)の肩書きが、12月17日付でそれまでの「Chief Technical Strategy Officer(最高研究戦略責任者)」から「Senior Advisor to the CEO(CEOの上級アドバイザー)」に変わった。Microsoftからの発表はないが、同社の役員紹介ページの肩書きが変更されている。

 craig クレイグ・マンディ氏の紹介ページ

 紹介ページによると、同氏はスティーブ・バルマーCEOの直属で、Microsoftの主要戦略プロジェクトに従事し、世界中の政府や企業とともに技術政策や法令、標準に取り組むという。AllThingsDが入手したMicrosoftの社内通達によると、マンディ氏は2014年に65歳で退職する計画。

 マンディ氏はジョージア工科大学で電気工学の学士号と情報理論およびコンピュータサイエンスの修士号を取得。Microsoftには1992年に入社し、Windows CEやゲーム製品など、PC以外のプラットフォームの開発を担当した。2006年にビル・ゲイツ会長が第一線から退く際、同氏の仕事をレイ・オジー氏とともに引き継ぎ、新設の最高研究戦略責任者に就任した。オジー氏は2010年にMicrosoftを退社している。

 マンディ氏に代わって最高研究戦略責任者を務めるのは、技術戦略担当上級副社長だったエリック・ラダー氏(45)。前職では、Microsoftの主要な先進開発業務や全社的な技術戦略に関連した任務を担当した。

 rudder エリック・ラダー氏の紹介ページ

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