米Googleは2月21日(現地時間)、オリジナルブランドの「Chrome OS」搭載ハイエンドノートPC「Chromebook Pixel」を発表した。同日、米英のGoogle Playで発売された。価格は、Wi-Fiモデルが1299ドル、4月出荷予定のLTEモデル(米国ではVerizonの回線を使う)が1449ドルとかなり高価格だ。
現在、韓国Samsung Electronics、台湾Acer、中国Lenovo、米Hewlett-Packard(HP)がChromebookを販売しているが、いずれも500ドル以下だ。オリジナルAndroid端末と同様に、プラットフォームの可能性を示すために高性能な端末を提供するようだ。
Pixelという名前が示すように、高精細なタッチ対応ディスプレイが特徴になっている。12.85インチで解像度は2560×1700(239ppi)で、Googleは「現在市場にあるノートPCでは最高の画素密度」としている。米AppleのRetina MacBookの13インチモデルの解像度は2560×1600(227ppi)。また、Gorilla Glassのマルチタッチ対応となっている。
その他の主なスペックは以下の通り。
機種名 | Chromebook Pixel |
---|---|
OS | Chrome OS |
CPU | Intel Core i5(デュアルコア 1.8GHz) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 297.7×224.6×16.2ミリ |
重さ | 1520グラム |
バッテリー持続時間 | 最大5時間 |
RAM | 4Gバイト |
ストレージ | 32GバイトのSSD |
ディスプレイ | 12.85インチ(2560×1700、239ppi) |
ネットワーク | Wi-Fi、Bluetooth、(LTE) |
入力 | Gorilla Glassマルチタッチ スクリーン、バックライト付きキーボード、Webカメラ、内蔵マイク |
音声出力 | ステレオスピーカー、ヘッドフォンジャック |
ポート | USB 2.0×2、mini display port、SD/MMC対応のカードリーダー |
製造メーカーは明らかにされていない。デザインにも凝っており、筐体はアルミ製で通気孔やネジは隠されている。ピアノのようなヒンジは開閉を容易にするだけでなく、ヒートシンクにもなっており、Wi-Fiアンテナが組み込まれている。
Googleは、Pixelはクラウドを使いこなすパワーユーザーのための最高のノートPCを目指しており、「ピクセルを意識させない最上のWeb体験を提供することがゴール」としている。
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