Google日本法人は3月4日、避難区域に指定されている福島県浪江町のストリートビュー撮影を始めたと発表した。同町からの依頼を受けて実現した。
「全町民の方から、被災地の現況を知りたいというニーズがある」――YouTubeには、馬場有町長のコメントと、浪江町を走るストリートビューカーの動画を公開。馬場町長は、「原発事故がもたらした悲惨な状況を世界に発信していきたい」などと話している。
Googleは、浪江町民や世界の研究者などに町の様子を伝えるだけでなく、次世代に災害の記憶を継承するための資料としての活用や、震災の記憶の風化を防ぐ一助となることを期待し、ストリートビュー撮影を始めたとしている。
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