米Googleも、腕時計型のウェアラブル端末、いわゆるスマートウォッチを開発中──。米Financial Timesが3月21日(現地時間)、このプロジェクトに詳しい筋の話として伝えた。
腕時計型端末については、米Appleや韓国Samsung Electronicsも開発中と伝えられている。
Googleは、メガネ型のウェアラブル端末をGoogle X部門のProject Glassで開発しているが、Financial Timesによると、スマートウォッチを開発しているのはAndroidチームであり、スマートフォンの周辺機器として使えるものになるという。なお、このプロジェクトはSamsungの端末とは別に進められているとしている。
Financial Timesは、この情報を裏付けるものとして、Googleが2011年10月に申請し、2012年10月に承認された「Smart-watch including flip up display(跳ね上げ式ディスプレイ付きスマートウォッチ)」の特許(特許番号:US8279716 B1)を紹介している。
この特許の概要によると、このスマートウォッチには無線機能、カメラ、マイクが搭載され、連係するスマートフォンのGPS情報などに基くナビ機能を提供したり、カメラやマイクからインプットした画像や音声に関する情報を跳ね上げ式ディスプレイで提供するという。
Googleはスマートウォッチ市場参入に関するコメントを拒否した。
同社は「SXSW 2013」ではスニーカー型のウェアラブルコンピュータのコンセプトモデルを披露しているが、製品化の予定はないという。
なお、Google傘下のMotorola Mobilityは、腕時計型のフィットネス支援端末「MOTOACTV」を販売している。MOTOACTVは、AndroidスマートフォンとBluetoothで接続し、走行距離や速度を記録したり、着信メールを読んだり、ランニングに合う楽曲を再生したりする。価格は29.99ドル。
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