米Microsoftの研究部門であるMicrosoft Researchは7月1日(現地時間)、触覚フィードバック付きの3Dディスプレイシステム「Actuated 3-D Display with Haptic Feedback」を発表した。画面上の3Dオブジェクトに触れると、形や重さを感じることができる。
このシステムは、ロボットアームに設置されたタッチ対応ディスプレイと、マルチタッチ、力計測、3D視覚化、奥行き運動をサポートするアプリケーションで構成されており、画面のオブジェクトに触れると、シミュレートされたオブジェクトの形や硬さ、重さに合わせてディスプレイが前後に移動することで、オブジェクトを仮想的に感じることができる。
Microsoftは、このシステムは将来的に、ゲームや医療用システムに応用できるとしている。医療への応用例として、例えばMRIでスキャンした脳のデータを表示し、指で押すと頭頂から奥へと進める“脳ブラウザ”のデモ動画が公開されている。気になるスライスにタグをつけたり、メモを書き込むことも可能だ。
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