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FileMaker、パーソナルデータベース「Bento」の提供を終了へ

» 2013年08月01日 16時15分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Apple傘下のFileMakerは7月31日(現地時間)、2008年に発売したパーソナルデータベース「Bento」の販売を9月30日に終了すると発表した。需要が高まっているiOS版FileMakerにリソースを集中すためとしている。

 Bentoは、連絡先の整理、プロジェクト管理、イベントの計画、リストの管理などを手軽に行うためのMacおよびiOS向けのアプリ。日本ではMac版を4300円で、iPad版を850円で、iPhone版を450円で販売している。2012年1月には販売本数が100万本を突破していた。

 bento 1 Mac版Bento

 iPad、iPhone、Mac向けの各Bento製品は、9月30日にFileMaker Store、App Store、Mac App Storeから姿を消す。テクニカルサポートは2014年7月30日まで提供する。

 同社はBento for Macユーザーに、FileMaker Proへの移行を検討するよう勧めている。Bentoユーザーには、「FileMaker Pro 12」を40%オフの2万3940円で提供する(詳細は「Bentoユーザーの皆様へ」を参照のこと)。なお、FileMaker Pro 12のデータベースにiOS端末からアクセスするためのアプリ「FileMaker Go 12」は無料で公開されている。

 bento 2

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