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TwitterのIPOに関するSEC文書公開 最大10億ドル調達へ

» 2013年10月04日 08時02分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Twitterが米証券取引委員会(SEC)に提出した新規株式公開に関する文書(S-1)が10月3日(現地時間)、公開された。

 この文書で、調達目標額が最大10億ドルであることが明らかになった。ティッカーシンボルは「TWTR」。上場先はまだ記されていない。

 この文書により、今まで不明だった同社の業績やユーザー数などが明らかになった。

  • 2013年上期(1〜6月)の売上高は2億5400万ドルで、純損失は6900万ドル
  • 黒字になったことはないが、売上高は2010年の280万ドルから2012年末には3億1700万ドルになった
  • 2012年の売上高の85%は広告からで、残りはデータのライセンスによるもの
  • 2013年、ユーザーの75%以上がモバイルからアクセスしており、広告収入の65%以上がモバイルによるもの
  • 月間アクティブユーザー数(MAU)は2億1830万人で、1日当たりのアクティブユーザー数(DAU)は1億人
  • 1日当たりのツイート数は5億件で、2006年からの累計ツイート数は3000億件
  • 共同創業者のエバン・ウィリアムズ氏の保有株は12%
  • 共同創業者のジャック・ドーシー氏の保有株は4.9%
 twitter 1 MAU(左)とタイムライン閲覧回数(右)の推移
 twitter 2 同社の広告への取り組みとMAUの相関グラフ

 Twitterは9月12日にSEC文書を提出しているが、米JOBS法により、これまで非公開にしていた。公開になったということは、10月中にロードショー(事業内容説明のための行脚)が開始されることを意味する。

変更履歴:当初「純損失は690万ドル」としていましたが、「純損失は6900万ドル」の誤りです。お詫びして訂正します。[2013/10/4 17:00]



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