米Intelは10月3日(現地時間)、9月に発表した低消費電力SoC「Quark」を搭載する開発ボード「Galileo」を発表した。11月29日にパーツショップの米Mouser Electronicsなどから発売される予定。価格はまだ公表されていない。
ボードの表側中央に設置された「Intel Quark SoC X1000」の他、ACPI、PCI Express、イーサネット、SD、USB 2.0、UART、RS-232、8MバイトのNORフラッシュ、JTAGなどを備える。
Galileoは、オープンソースなボードと開発ソフトウェアを提供するArduinoのボードと互換で、Arduinoの開発キットとソフトウェアを使うことで、技術的な知識があまりないアーティストやデザイナーでもインタラクティブな作品を作れるという。Galileoのページには、ソーシャルメディアのアクティビティに反応して光るLEDボードが紹介されており、さらに複雑なホームオートメーションシステムやスマートフォンで制御できるロボットまで構築できるとしている。
Intelは5万枚のGalileoを世界の1000校の大学に提供する。現在既に、世界の17の大学と、Galileoを使ったカリキュラムを開発しているという。
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